用途別!ルアーの種類まとめ

「ルアー」って聞くと魚の形をしたカラフルなものを想像しますが、それ以外の虫や甲殻類、硬いものから柔らかいものまで多くの種類が存在します。これは日本語で言うところの疑似餌なのですが、エサに似せていない金属のプロペラみたいなルアーもあり、ただ単にエサとしてではなく、テリトリーを犯す攻撃対象としての役割を果たすこともあります。

敵が現れた時、コイキングなら「はねる」か「たいあたり」の二択ですが、本物の魚は口を使って攻撃したりもするのでそこを釣るというわけです。とくにブラックバスはとても好奇心旺盛なので、ルアー釣りを代表する人気の魚になってますよね。これ以外にもシーバスやイカなんかが人気どころで、今までエサ釣りが主流だった魚もルアーを使って狙う人が増えてきています。

ルアー釣りのメリットはエサを使わない、とくに生エサに触らなくていいというところにあり、「ミミズとかイソメってマジ無理~、キモ~い」なんて言うジャニーズのうちわをブンブン振り回すジャニオタ女子でも、うちわで鍛えたスナップを利用して釣りを楽しむことができるのです!

今回はそんなルアーの種類について見ていきたいと思います!

ただその、これがまた種類の多いこと多いこと・・・。私も最初のころは全部一緒に思えちゃって、見た目で選ぶジャケ買いをしたことがあります(笑)。まあそんなんじゃせっかくのルアーの特性が活かしきれなくて勿体ない!ということで、簡単に分類していきます。

1.硬さ

まずは硬さです。これはもう硬いか柔らかいか、ただそれだけですね。硬いものはプラスチックや金属で作られていて、柔らかいものはゴムやシリコンで作られているものが多いです。柔らかいものはソフトルアーなんて呼ばれたりもしますが、これを禁止している釣り場も多いので、今回は硬い方のハードルアーを中心に話を進めていきます。

2.水深

ルアーを説明する中で“レンジ”という言葉が必ず出てきます。普通に生活している人なら「あ、お弁当あっためるやつだ」って思いますよね。大丈夫です、普通です。でもここで言う“レンジ”はルアーが水中で動く深さを表します。

その日の天候や季節、魚の種類によって適した深さが違うので、どの水深で動かすのかというのがとても重要になってきます。これは海や川を問わずルアーでは絶対に必要なポイントなので、購入する時にはしっかりチェックしましょう。

トップウォーター

浮力が高いので基本的には沈むことなく水面を動きます。表層に注目させる為のルアーです。

フローティング

これもトップウォーターと同じように浮力があり水に浮きます。「同じじゃねえか!」と思われたかもしれませんが、ルアーの口元に「リップ」と呼ばれるベロが付いていて、これが水の抵抗を受けることにより、リールを巻くと一定の深さで沈み、 巻くのを止めると浮いてきます。リップが大きいほど抵抗も大きくなり深く沈むようになります。

サスペンド

動きが止まると一定水位で停滞するルアーです。停滞するには比重が関係するので淡水と海水では使い分けには注意が必要です。

シンキング

浮力がほとんどなく、動きが止まると沈んでいくルアーです。中~低層を狙う際に多く使われますが、沈ませすぎると高確率で根がかりしてせっかくのお気に入りを失うことになります。

3.種類(外見)

さあ、やっと種類のお話になります!さっきも言いましたが、種類が多いんですよね、とっても。これはこっちに分類しようとか俗に言う○○的なのもあったりして、混乱しちゃいますね。ここではルアー博士みたいな図鑑的解説は抜きにして、「ルアーってこんなものなのか」ってのを知ってもらえたらそれでいいのかなと思っています。

ミノー・シャッド

ミノーは小魚の形を模したもので、最も一般的でルアーの代表みたいな種類です。ただ今回、このミノーをどう括るかで大変迷いました。『小魚を模したルアー全般をミノーと定義する』っていう説もあり、「もう全部ミノーじゃねえか!」って・・・。とくにこのミノーとシャッドはとても近い種類で区別が曖昧だったりします(あ、曖昧ですよね・・・?)。まあでもここではスリムなものをミノー、ミノーよりも小さく少し高さのあるものをシャッドとしたいと思います。

口元のベロの部分、「リップ」の大きさによって名前があり、これが長いと「ロングビル」、短いと「ショートビル」、付いていないと「リップレス」なんていう風に呼ばれます。その中には水面に浮く「フローティング」、水中に停滞する「サスペンド」、着水したら沈んでいく「シンキング」というタイプが存在します。

さっきの水深の話と同じですね!このように一種類のルアーの中でも、それぞれに対応できるレンジのタイプがあるのです。

基本的には「ただ巻き」という文字通りただ巻くだけで良くて、必要に応じてアクション(動き)を加えたりしますが、今回はアクションについては深く触れずにルアーの種類だけをバーッと紹介して行こうかなと思ってます。アクションについてはまた次回以降にまとめたいですね・・・。

バイブレーション

名前の通り水の抵抗で小刻みに振動するルアーです。リップは無く、重みがあるので遠投も可能です。これも「ただ巻き」でOKの場合が多く、ブラックバスだけでなくシーバスにも大変有効な種類です。

タイプはミノーなどと同じく「フローティング」「サスペンド」「シンキング」の三種が存在し、ボディの中に“ラトル”という小さな玉が入っているものが「ラトルバイブレーション」、入っていないものが「サイレントバイブレーション」と呼ばれ、ラトルバイブレーションはカラカラ音を鳴らすことで魚へアピールします。サイレントバイブレーションの中には金属でできている「メタルバイブレーション(基本はサイレント)」があり、メタルはすべてシンキングとなります。

クランクベイト

ミノーより丸みを帯びた小魚の形をしていて、リップが大きいものが多いです。

ほぼすべてが「フローティング」に分類され、リップに受ける水の抵抗で沈ませるので、その深度によって三つの種類が存在します。表層を「シャロー」、中層を「ミディアム」、低層を「ディープ」という感じです。とくにディープは水の抵抗をより多く受ける為にリップが大きく作られています。フローティングなので勝手に沈んだりはしないんですが、イメージ的には「フローティング」「サスペンド」「シンキング」の感覚で覚えていいんじゃないかなあと勝手に思ってます(怒られそうだけど)。私はそういう感覚で覚えました。

ホッパー

魚が大きな口をガバっと開けたような形をしたルアーです。この口の部分に水が当たることで、ポップ音と呼ばれる“ポコポコ”“カポカポ”した音と水しぶきで魚にアピールします。

「トップウォーター」に分類され、沈むことはありませんが、魚が飛びつく瞬間を見れるということでとてもゲーム性のあるルアーです。

ペンシルベイト

鉛筆のようなルアーということが名前の由来です。リップは付いておらずとてもシンプルな形をしているので、「ただ巻き」では効果的な動きができず、ロッドをチョンチョン動かしてルアーを左右に振る「ウォーキング・ザ・ドッグ(ドッグウォーク)」などのアクションを加えてあげなければいけません。

基本的には「トップウォーター」で、その中でも浮き方が異なる三種類があり、お尻に重心のある「垂直浮き」、お尻よりもやや前方に重心のある「斜め浮き」、平均的に重心のある「水平浮き」を使い分けることになります。垂直タイプはお辞儀をするように進み、水平タイプは滑るように進み、斜めタイプはそれらの中間的な進み方をします。左右への振り幅は垂直→斜め→水平という順で大きくなります。

ペンシルベイトは基本トップウォーターなんですが、別のレンジを攻めるものもあって、シーバスには「シンキングペンシル」、青物には「ダイビングペンシル」などの沈むタイプが使われます。

スプーン

トラウト系に使われることが多く、ルアーの元祖なんて言われています。作りはとてもシンプルで、一枚っぺらの金属にフックが付いているだけですが、それ故に扱いもシンプルでただ巻きでも十分効果を発揮します。

種類は六つで、厚みがあって遠投しやすい3~5g程度の「コロラド」、コロラドより細く葉っぱの形に似た「リーフ」、リーフをS字に曲げたような「ウィローリーフ」、水滴の形をした「ティアドロップ」、一部を折り曲げたような「ベンダー」、上記に当てはまらない特殊な形の「ハイブリッド」があります。

初心者でも扱いやすい万能型は「ティアドロップ」で、流れのある渓流などでは「ベンダー」が有効とされています。

フロッグ・バグ

カエルや虫の形をした「トップウォーター」のルアーで、藻や蓮がある中でも根がかりを気にせず使える点がとても優秀です。ブラックバスやライギョに有効で、本物のカエルに似た姿が一般的ですが、ホッパーのような口で水を受け不規則な動きをする「ダーターフロッグ」、表層以外を狙える「ダイビングフロッグ」などもあります。

バズベイト・スピナーベイト

ワイヤーベイトと呼ばれる種類で、一気に生き物感がなくなりましたね。でもこれがすごく有効に使える場合も多く、両方とも「ただ巻き」でOKで、投げて巻くだけの簡単なルアーです。

まず、バズベイトですがこれは表層を狙うもので、プロペラを利用して音や水しぶきでアピールします。単純にプロペラが回るくらいの速度で巻くことがポイントです。

次にスピナーベイトです。バズベイトのプロペラ部分がブレードと呼ばれるスプーンのような形になっていて、これが小魚の群れを演出してくれます。ブレードの枚数を増やすこともでき、光の反射によってさらに効果をもたらすこともあります。レンジはトップからディープまで幅広く使えて大変重宝するので、これは必須アイテムかなと思います。

ビッグベイト

名前の通りでかいです。はじめて釣具屋で見た時はおもちゃだと思いましたね、「絶対ネタで買うやつだ」って。でもこれは大物狙いにはうってつけで、かなりリアルな動きが再現できたりします。胴体が関節のように区切られているものが多く、クネクネした魚の泳ぎで大物を誘い出します。

ミノーなどと同様に「フローティング」「サスペンド」「シンキング」があります。

メタルジグ

鉛やタングステンといった金属で作られたルアーです。重量もあり遠投が可能で、深場を狙うのに適しています。シーバス、ジギングなどに使われます。

また、冬場のブラックバスに有効なルアーでもあります。

ラバージグ

ヘッドのオモリ部分にラバーのフサフサを付けたルアーで、根がかりのしにくい種類です。ヘッドの形状で三種類の呼び名があり、ヘッドがまん丸なものを「ラウンド」、楕円形のものを「フットボール」、ゴルフクラブのようなものを「アーキー」と呼びます。トレーラーというワームとセットで使用しますが、ソフトルアーについては次回以降に触れていこうと思うので、今回は「トレーラーとセットです!」というところで留めたいと思います。ごめんなさい・・・。

という感じでルアーについて見てきましたが、「ソフトルアーは後回しです!」なんて言っときながら、今回紹介できていないハードルアーだっていっぱいあるんです・・・。それだけルアーの種類は多くて、種類が多いということは釣り方の選択肢も豊富ということになります。自分なりに試行錯誤して、環境や魚種に合わせて選んだルアーが当たった時の感覚は、エサ釣りでは体感することのできないものであることは間違いありません。

若い世代ではルアー釣りが主流になりつつある現代。「エサ釣り以外しない」と決めつける前に、ぜひ一度ルアーフィッシングの世界を覗いてみてはいかがでしょうか?

別の世界に触れることで、今の世界の良さを再確認できることだってあるはずです。

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