釣り糸(ライン)の種類と選び方

私が釣りを始めた頃、まだ小学生の時ですが、この時は竿の長さやウキの形、針のサイズなんかは必死になって選んでいましたが、糸となるとかなり軽視していて、とにかく安くて長さのあるもの、つまりコスパだけでしか選んでいませんでした。太さとかも無視です(笑)

たぶん20代になって、働くようになった頃から釣り糸についても考えるようになった気がします。振り返ってみると本当にいい加減な方法で釣ってたなと思います。それはそれで楽しかったんですけどね。

今回はそんな釣り糸(ライン)の種類とメンテナンス方法について見ていきたいと思います!

見た目で色や太さが違うというのは分かりますが、材質も数種類あってそれぞれに長所と短所があります。代表的な種類は下記の3種です。

・ナイロンライン
・フロロカーボンライン
・PE(ポリエチレン)ライン

メインとリーダー

ひと言でラインといってもメインライン(道糸)とリーダーライン(ハリス)というものが存在します。メインラインとはリールに巻かれた糸、もしくは竿先から後述のリーダーラインまでの糸を指し、投げたり釣り上げたりするパワーやしなやかさが必要になるのでナイロンラインやPEラインが使われます。リーダーラインとはメインラインとルアー、もしくは釣り針までの糸を指し、直接水中で魚や障害物と接触するので摩擦や傷に強いフロロカーボンラインが使われることが一般的です。

これらを踏まえて、一つずつ材質の特徴を見ていきましょう。

素材

ナイロンライン

まずもっとも一般的なものがナイロンラインです。文字通りナイロンから作られていて、ジャンルを選ばずどんな釣りにも使える種類です。

長所

・3種の中で一番安価
・柔らかくしなやかでスプールに馴染みやすい
・とくにエサ釣りに向いている
・伸縮性があり急な動きに強い
・作りがシンプルなのでトラブルが少ない

短所

・紫外線に弱い
・吸水性があり劣化が早い
・伸縮性がありアタリを取りにくい

メンテナンス

使用した後は水で軽くすすぎ、水分をよくふき取って保管します。水を吸ってしまうので漬けおきは不要です。ナイロンラインは劣化が早いので、2~4回の釣行ごとに先端を切り捨てていく必要があり、短くなったら巻き替えます。

フロロカーボンライン

3種の中で一番比重が高く、水に沈みやすいので深場を狙うのに向いています。硬さと張りがあり、道糸としてもハリスとしても使用されます。

長所

・紫外線に強い
・耐摩耗性が高く傷に強い
・吸水性がなく劣化が遅い
・ナイロンよりアタリが取りやすい

短所

・ナイロンよりは高価
・硬さにより折り目が付きやすい
・癖が付きやすくスピニングリールには不向き

メンテナンス

とくに海水で使用した後は、塩抜きの為にぬるま湯に1日程度漬けおきをしてからふき取りや陰干しで乾燥させます。巻き癖がひどくなったり、明らかに光沢を失ったら巻き替えます。

PEライン

上記の2種と同じ太さであれば強度は2倍以上になります。複数の糸を編んだ作りになっていて、編む糸が4本、8本、12本の商品が出ています。3種の中で一番比重が低く、水に浮くのでトップウォーターにも向いています。

長所

・紫外線に強い
・遠投性が高い
・ナイロンよりも柔らかくしなやかで巻き癖が付きにくい
・とくに船釣りやルアー釣りに向いている
・吸水性がなく劣化が遅い
・伸縮性がなくアタリが取りやすい

短所

・3種の中で一番高価
・耐摩耗性がかなり低く傷に弱い
・通常とは違う結び方が必要
・波や風に流されやすい
・作りが複雑なのでトラブルが多い

メンテナンス

フロロカーボンラインと同様に行います。しっかりと塩分を洗い流さないと塩が結晶化して、ラインを傷つけることもあるので、釣りに行く際は真水を入れたペットボトルを持っていき、その場で洗い流してから自宅でメンテナンスをした方が効果的です。交換は1年以上不要なことが多く、先端と末端を巻き替える「逆巻き」をすることでより長く使用できます。

lb(ポンド)と号

簡単に素材の特徴を見てきましたが、なんとなく雰囲気は掴めたでしょうか?次にそれぞれの素材に設定された強度や太さを示す数字を見ていきましょう!

ラインの強度や太さを示す単位は、lb(ポンド)と号で表されます。1lbとは0.45kg程度のことで、ナイロンラインとフロロカーボンラインはlb÷4=号で、PEラインは編む糸の本数やメーカーによって異なりますが、lb÷20=号でだいたいの数字が出せます。簡素な表ですが、下のような数字が目安になります。

ナイロン/フロロ

lb
3lb 0.8号
4lb 1号
6lb 1.5号
8lb 2号
10lb 2.5号
12lb 3号

PE

lb
16lb 0.8号
20lb 1号
24lb 1.2号
30lb 1.5号
34lb 1.7号
40lb 2号

ターゲット

ターゲットによってもこれが適していると言われるラインがあります。あくまでも一例ですがだいたいこんな印象なんだなって感じで見ていただけたらと思います。

対象 ライン
ウキ釣り ナイロン
泳がせ釣り ナイロン
サビキ釣り ナイロン
ブラックバス ナイロン/フロロ
シーバス ナイロン/PE
トラウト ナイロン/PE
投げ釣り ナイロン/PE
エギング PE

さて、今回はラインについて見てきましたがどうでしたか?ラインって大切なんだなって思いましたか?

こんなこと言ったら色々な方に怒られそうですが、私はただ釣るだけなら、「ラインなんて関係ねえ!」という10代の頃からの気持ちに変化はありません(笑)

関係ねえというのはちょっと乱暴なんですが、「こだわりすぎない」と言った方がいいかもしれません。

野球だってただ打つだけなら木製バットでもいいんですが、飛距離を出したくて金属を使うとかってありますよね。別に釣るだけならナイロンで十分だけど、利便性や有効性を加味してPEを使ったりと、趣味として割り切って楽しんでいます。

先ほど紹介した通り、ラインにはそれぞれに強みがあって、適した場面で使えば新品ならそうそう切れることはないでしょう。昨今の器材の進化は目覚ましく、今まで以上に丈夫な糸も次々に開発されています。新たな道具の誕生は、新たな技術の創造に繋がり、新たなスタイルへと変化して行くことでしょう。ただ、使用を重ねて行く中でメンテナンスを怠れば、“切れない糸”も“切れる糸”になってしまします。

たかが糸とは思わずに、時には手間をかけた手入れも心掛けたいものです。

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